日本足の外科学会 The Japanese Society For Surgery Of The Foot

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医療関係者

足部足関節評価質問票(SAFE-Q)

SAFE-Qに関するQ&A

Q
医師による他覚的所見の記載項目は必要ではないでしょうか。
A
SAFE-Qは患者側からの評価を目指したものです。本評価法ですべての評価が可能なわけではありません。ほかに、医療者側からの評価としてJSSFスケールも併せて行っていただくのがよいと思います。
Q
従来のJOAスコア、JSSFスケールとの互換性はあるのでしょうか。
A
互換性はありません。従来のJOAスコア、JSSFスケールが医療者側からの評価であったのに対し、SAFE-Qは患者側からの評価を目指したものです。
Q
高齢者などで質問票に正確に記入できない場合、代理記入はよろしいのでしょうか。
A
その場で説明し、代理記入することは差し支えありません。ただし、質問内容、回答選択肢の内容は正確に伝えてください。回答に影響しますので、質問や回答の補足は可能な限り避けてください。電話等での質問、回答は好ましくありません。
Q
小児にも使用できますか。
A
16歳以上が対象です。それ未満の年齢のQOL評価には適しません。
Q
どのような疾患に対して使用することができますか。
A
SAFE-Qは足部、足関節の部位特異的なQOL評価質問票です。足部、足関節領域であれば疾患は問いません。健康人にも使用できます。
Q
各下位尺度の点数計算が煩雑です。
A
各項目点数を入力すれば自動的に各下位尺度の平均、標準偏差、標準誤差などの点数集計、さらに平均値と標準偏差のグラフが作成されるExcelファイルを作成しました。これは日整会HP、日本足の外科学会HPからダウンロードできます。将来的には、タブレットを使ったアンケート集計システムを構築する予定です。
Q
各質問項目の欠損値の扱いはどうするのですか。
A
欠損値があっても自動入力計算システムでの計算は可能です。しかし、患者様にはいずれかを選択して回答してもらうように促してください。なお、タブレットによる回答入力方法が導入された場合には、回答がないと次の質問に移行しないような制約を設けることを検討しています。
出展元
自己記入式足部足関節評価質問票Self-Administered Foot Evaluation Questionnaire (SAFE-Q).日整会誌,2013;87(5):451-487.
仁木久照,立浪忍,原口直樹,青木孝文,奥田龍三,須田康文,高尾昌人,田中康仁.委員会報告.日本整形外科学会診断・評価等基準委員会,日本足の外科学会診断・評価等基準委員会.