日本足の外科学会 The Japanese Society For Surgery Of The Foot

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本学会について

理事長挨拶

足の外科の更なる発展を目指して
聖マリアンナ医科大学 整形外科学講座
主任教授仁木 久照

2022年(令和4年)11月より田中康仁理事長の後任として一般社団法人日本足の外科学会の理事長を拝命いたしました。理事長として本会の運営に携わりますことを大変光栄に存じます。

本学会の目的は、定款に「足関節及び足の疾病・外傷全般における、基礎及び臨床研究の発表、連絡、提携及び促進をはかり、足の外科学の進歩発展を目的とする」とあります。その目的を達成するために、学術集会・講演会・研究会等の開催、機関誌「日本足の外科学会雑誌」の刊行、学術図書等の発行、研究の奨励及び調査の実施、優秀な業績の表彰、関連学術団体との研究協力と連携、国際的な研究協力の推進、会員の交流に資するための事業、足の外科の専門家の認定事業、その他本法人の目的を達成するために必要な事業を行ってきました。私たちは「足の病気と怪我(けが)の専門家」としての自覚と責任をもって日々研鑽を積んでいます。2023年1月1日現在の正会員数1,665名、準会員174名となっています。

日本足の外科学会は多くの活動を行っていますが、さらなる発展を目指し、私が理事長在職中に推進すべき、課題を以下に挙げてみました。

  • 1. 組織改革(委員会再編)による委員会活動の効率化と目的の明確化(働き方改革)
  • 2. 会員の満足度向上を目指した企画・遂行による学会活性化(社会への貢献)
  • 3. 50周年記念事業(記念式典開催、記念誌発行など)の企画・遂行
  • 4. 足の外科学会の社会的価値と足の外科医の社会的地位を高める
    (ア)学会独自の症例レジストリーによる足の外科手術エビデンスの構築(足関連手術の付加価値を高める)
    (イ)学会独自の英文誌発刊(国際化の推進)
  • 5. 女性役員の登用(男女共同参画の推進)
  • 6. 学会誌電子化の推進(利便性向上、ペーパーレス化、出版コスト削減)
  • 7. 日本足の外科学会認定医制度の検証と質の担保(社会への貢献)

いずれも簡単に成し遂げられるものではありません。多くの課題に対して理事、監事、評議員の皆様と力を合わせて取り組んでいく所存です。日本足の外科学会の発展を目指して、皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。