日本足の外科学会 The Japanese Society For Surgery Of The Foot

足のコラム

09Jones fracture

「第5中足骨近位部の骨折」は、基部列離骨折、Jones骨折、骨幹部疲労骨折に分けられるが、通常は後者のみが繰り返される運動負荷によって発生し、前2者は1回の外力で発生するとされる。一方、過去の論文ではJones骨折と骨幹部疲労骨折をまとめて“Jones骨折”として報告しているものも多く、報告者によりJones骨折の治療法や治療成績が異なる理由の一つとなっている。日本足の外科学会用語委員会では、American Academy of Orthopaedic Surgeons(AAOS)の指針(Hartog BDD.Fracture of the proximal fifth metatarsal. J Am Acad Orthop Surg 2009; 17: 458-464)に準じて、第5中足骨近位部骨折を3つに分類し、以下のように定義する。

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